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2015年06月26日
コラム/インタビュー

マスメディアの情報を削除できるか


質問者

今回は、マスメディアに掲載した記事を、ネット上から削除できるか?というテーマでお話をお伺いできればと思います。
宜しくお願いいたします。

インターネットには、アップされたものは半永久的にネット上に残るという特性があります。
先日、炎上に関する話題の際に、「どの媒体を通じて炎上するか?」という質問に対して

掲示板
口コミサイト
就職情報サイト
Q&Aサイト
ブログ
ニュース報道
SNSと、ご回答いただきました。

中でもひとつ気になったのが、「ニュース報道」です。
新聞・テレビも媒体ごとにWeb版が開設され、ネット上にも多くのニュースが溢れています。
これも、削除することは可能なのでしょうか?

大和田

可能か、不可能かと言う二つだけの回答では答えられない問題です。

と言うのも、昨今話題になっている「忘れられる権利」に大きく変わる問題なのです。
元々忘れられる権利が先行しているのはヨーロッパです。
ヨーロッパのある女性が2011年頃に自分の過去撮ったヌード写真が数十万のサイトに拡散されていました。
その時は自分自身が有名になりたいという理由でヌード写真をインターネット上に出していたのですが、
瞬く間にインターネットの世界中に拡散してしまったのです。

質問者

自分で公開したんですか。。それが思った以上に拡散したと。

大和田

そうなんです。
元々は自分に非はあるんですよ。

しかし、数十万サイト一つ一つに削除を要請をする事は現実的ではありません。
そこでその女性は検索エンジンであるGoogleに対して訴訟を起こしました。
その結果、検索結果から情報を削除する事が出来たのです。

この裁判自体がとても注目され、翌年に新たなルールが生まれました。
そのルール(案)の中で忘れられる権利と言うものが出てきたのです。

質問者

確かに前例のない判決結果ですよね。
これがきっかけで「忘れられる権利」が生まれたと。
近年、日本でも話題に上ることが増えてきましたよね。
これがニュース報道の記事削除と関係するということですか。

では、まず先に、この消したい記事が、「忘れられる権利」に該当する内容かどうかを判別する必要があるのでしょうか?

大和田

まず前提条件としては忘れられる権利とは日本のものではなくヨーロッパ圏、EUでの事なのです。

質問者

まだ日本では認められていないのですか?

大和田

日本では、EUでの判決や忘れられる権利を材料にし、裁判の判決が出ているケースもあります。

しかし、2014年には東京地裁でGoogleに対する削除を認める判決や2015年には
大阪高裁でYahooに対する削除請求で請求は認められなかったものの、忘れられる権利についての言及がありました。
従って、日本国内ではまだ浸透はしていませんし、忘れられる権利を主張してすべてが削除できるかと言うと難しいですが、
理解が進み始めている段階だと考えています。

質問者

まったく判例がないわけでもなく、かといって全面的に忘れられる権利が認められて、削除要請ができる訳でもないのですね。
可能か不可能か、という言い方が難しいという意味はそういうことなのですね。
これから徐々に浸透してくる権利でしょうから、これからの動きは注目ですね。
どうもありがとうございました!