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2015年06月15日
コラム/インタビュー

インターネットを安全に活用するためには


質問者

前回は、ネットリテラシーの話題から
<インターネットサービスをはじめとするネット環境が急速に向上したにも関わらず、
ユーザーが「ネットの使い方を学ぶ時間が足りない」という状況が起きている>ということについて、
インターネット普及の歴史も合わせてご説明いただきました。

こういった現状の中、インターネットを安全に活用するためにはどうしたらいいのでしょうか?
解決策などがあれば教えてください。

大和田

解決策となると、インターネットを使うのをやめましょう!となるのが極論なのですが、
それぐらい問題解決の方法が難しい課題です。
まずは、気軽に使える分、危険性がある事を理解する事がスタートだと思っています。

質問者

確かに、今は「どういう危険があるのか」を知らなくても、インターネットを使うことができますね。
5~6年前に比べると多少啓蒙が進んでいる気もしますが。。

例えば「ワンクリック詐欺」などは、一般主婦でも知っている単語で、
ネットと関連する犯罪があることは知られてきているのかと。
その他、知る必要がある「危険性」をいくつか教えていただけませんか?

大和田

学校などで実施されているインターネットの使い方などについては、
インターネット上にある有害サイトを利用しないというような事が中心となっています。
例えば出会い系サイトを利用する事によって、児童が危険にさらされることがないようにするなどの事を指します。
また、悪質なアダルトサイトなどを利用する事により不当な請求を受けたりするなどです。

このような危険なサイト・有害なサイトに対する教育環境は少なからずとも整えようとしていますが、
私どもの専門としている誹謗中傷や炎上などのケースは、このようなケースとは異なった面です。

ちょっとした発言やコメントが気付いたら深刻な問題になるというところが一番でしょうか。

質問者

twitterやfacebookでの投稿、ブログなどが舞台となることが多いパターンの問題ですね。

大和田

その通りです。
気軽な気持ちで写真を投稿したら、いたるところに写真が拡散してしまい、
学校名や個人名などの個人情報が流出し、収集がつかなくなったりするケースも多く見受けられます。
何より自分は大丈夫と過信したり、この程度の内容だったら(とすら感じていないと思いますが)大丈夫と考えてしまうのが危険なのです。

突き詰めていくと、極論の使用しないという答えに近づいてしまいますが、
特にtwitter・ブログ・SNSの実際のリスクや危険性を知ってもらう機会が必要だと考えています。

質問者

「危険性を知る機会」って、実際多くありませんよね。
例えば、テレビで「年金機構から個人情報が流出しました」というニュースを見ていても、
流出した結果、どんな実害が及ぶのか?ということが十分には理解されていない気がしています。
となると、Twitter・ブログ・SNSで個人情報を自分から流した結果、
どんな実害があるかということも想像できていないのでしょうね。。

危険性をある程度啓蒙するには、どのような形が良いかお考えはありますか?
もちろん、断定的には言いにくいかと思うのですが。

大和田

炎上が起こったり、情報が漏えいしたりするケースと言うのは確率的には低いのだと思います。
しかし、出来るならば、各ウェブサービス運営者がそのような使い方の危険性や事故(炎上等)の
情報が確認できるようになったらいいですね。

ただ、難しいと思います。

ですので、学校関係や親御さんに私どもが知っている情報を既に教えている情報の中で
加えられたりしただけでも大きく変わるのではないでしょうか。
なかなか簡単ではなさそうですが・・・

質問者

確率は低いけど、誰しも持っている危険・・・交通事故のようなものでしょうか。
なかなか難しいとは思いますが、日常的に利用できるようになったからこそ、
ウェブサービス運営者や教育機関・親などから、利用時の危険性を教わる場面を増やすのは、大切かもしれませんね。